2024年7月28日放送のがっちりマンデーで、自動運転用の3D地図について紹介されました!
これは3Dで収集した精密なデータをもとに、日本全国の様々な場所を立体的に見られるというものですが、
ただこれだけだと「へえ、すごいな」で終わってしまいます。
そこで、いったい この3D地図の何がどう凄いのかを、次から共有していきますね!
自動運転用の地図・3D地図はめちゃくちゃ細かい情報のかたまり!
データを細かくずーっとズーム拡大していくと「点」のデータが現れてきます。
普通は、この点は「データの一つ」として描かれるだけですが、この点はなんと、位置座標(緯度・経度・高さ情報)まで、一つ一つの点にインプットされているのです。
この膨大な点の集まりが3D地図のビジュアルになるわけですが、それがものすごく細かくて、さらにその細かい点すべてに、この3つの情報が埋め込まれているとのことです。
自動運転用の3D地図とは?
この点の一つ一つは「高精度3次元点群データ」と呼ばれています。
これらの点と点をタップすると、どこからどこまで、という「距離情報」が分かるという仕組みになっています。
つまり、道路の正確な幅や、縁石の高さ、街頭看板のサイズなどを測定するために、ありとあらゆる「サイズ」が判明できることになります。
自動運転用の3D地図の特徴
これが、先進運転支援システム「ADAS」つまり自動運転に必要な情報になっています。
実は、ダイナミックマッププラットフォーム社では、この「高精度3次元点群データ」を自動車メーカーに販売することで、収益を上げている会社です。
現在、全国で進んでいる自動運転の技術ですが、各自動車メーカーは自動運転のための必要素材として、このダイナミックマッププラットフォーム社の「データ」を購入しているようです。
自動運転用の3D地図をコンピュータはどうやって判断している?
完全な自動運転のためには、これまで供給されている「地図情報」だけでは情報が不足しています。
そこで、現在存在しているGPSからの位置情報と、カメラ。これに、この高精度3次元点群データが加わると、情報の快適性が格段に上がるということです。
つまり、道路の幅、勾配、信号の位置、標識の種類、障害物の位置など、ミリ単位で正確に把握されたデータによって、コンピュータに照合させることができるわけです。
その情報群に対して、実際の車載カメラの映像も照合することで、コンピューターは走行中の状況を正確に判断できる、という仕組みです。
3D地図の作り方は?
現在は高速道路と自動車専用道路だけですが、ハンズフリー運転が可能になっています。
この理由こそが、 ダイナミックマッププラットフォーム社が高速道路などの細かい位置情報を作ったからこそ、というわけです。
そのデータは、専用の測定車によって作られていきます。
やり方は、レーザー照射器が、測定車にレーザーを当ててデータ収集を行いますが、出発前に5分間完全停車してクルマを揺らしてはならない、など厳格なルールによって測定が続けられています。
2024年現在は、日本中の一般道のデータを計測・収集中とのことですよ。
ダイナミックマッププラットフォーム株式会社
この会社は、東京都渋谷区にあります。
私たち一般人が訪れることはないかも知れませんが、
今後自動運転の大きな需要を支えるために、ぜひ知っておくべき会社と言えるでしょう。
住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目12−4 ネクストサイト渋谷ビル 12F
℡:-
ホームページ:https://www.dynamic-maps.co.jp/
まとめ
これからますます普及してくるであろう自動運転ですが、以前から
「どうやってコンピュータは道路事情を判断してるのか?」
「判断を間違えたり、障害物などを間違えないのか?」
といった疑問がずっと頭をよぎっていましたが、この番組を見てなるほど!とスッキリしましたよ。
自動運転用の3D地図の技術は、精密なデータ収集と解析を通じて、自動運転システムに不可欠な情報を提供していることがこの放送でわかりました。
この地図は、単なる位置情報だけでなく、道路の幅や勾配、信号の位置などの詳細なデータをミリ単位で把握し、車載コンピュータに正確な環境認識を可能にしています。
これによって、自動運転車は周囲の状況をリアルタイムで分析し、安全で効率的な運転が実現されてるということなんですね。