2024年7月31日放送の世界の何だコレミステリーで(高知県越知町の「聖神社」について紹介されました!
断崖絶壁の洞穴の中にぽつんと収まるように建っている平屋の謎の建物。
いったい、誰が、何のために、どうやってあんなところに建物を建てたのか、地元の人達もまったく見当がつかないという建物があります。
高知県越知町の「聖神社」とは
岩の穴にすっぽりとハマっている感じの建物?です。
誰が、何のために建てたのか謎の建物ですが、正体はどうやら「神社」ということでした。
不動明王像と、修理の記録などから、明治11年には存在していたとのことですが、それ以前の詳しい歴史については不明のままです。
高知県・越知町「聖神社」断崖絶壁の洞穴に謎の建物!?
神社建築の研究家である名城大学:米澤貴紀 准教授によると、
行くのがすごく大変なところにあるのが重要な要素であり、例えば、大分県の龍岩寺奥院礼堂(鎌倉時代煮立てられた)や、福岡県の岩屋神社など、
あえて長い険しい山道を行かなければならないことから、一般の人が参拝するとこではないという理由があるとの事です。
こういった洞窟や祠の中にある特殊な神社には、ある共通点があるといいます。
わざわざ険しい場所にあるとう意味は、修行のために神様や仏様を拝みに行く理由が推測されるそうです。
山を神や仏とみなして参拝を行う、山伏の修行に使われていた神社である可能性が高い、とのことでした。
日中は山中にある参拝所を訪れ、夜は堂内で飲食や睡眠を断つなどの修行を行っていたといいます。
こうやって、命を極限状態に晒すことで、人間の潜在的な能力を引き出すことができるとされていました。

GoogleMapより出典
高知県・聖神社へのアクセス
参拝者は二つのルートを選ぶことができ、右側のルートは直接神社に到達する道で、片道約20分の距離です。
このルートは比較的楽で、体力に自信がない方でも挑戦しやすいです。
一方、左側のルートは眺望所を経由する道で、こちらは見晴らしが良いものの、上り坂が多く少し疲れるかもしれません。
ただし山中は非常に険しく、大人が一人やっと通れる程度のあぜ道しかないため、徒歩以外でたどり着くことはできません。
また道中の橋やあぜ道、トンネルなどは倒壊や崩落のおそれもあるため、身体に不安のある方は参拝を控えることをおすすめいたします。
聖神社(越知町)レビューについて
聖神社(越知町)は「土佐の投入堂」とも呼ばれ、高知県の越知町に位置する神社です。
険しい岩場に建てられた社殿が特徴で、アクセスが少し難しいものの、体力に自信がある方は訪れる価値はあります。
見どころと周辺の観光
神社の周辺には「聖滝」や「アケボノツツジの群生地」などの自然景観も楽しめます。
また、かつての鉱山跡地など歴史的なスポットもあり、自然と歴史を感じることができます。
越知町は他にも「横倉山」や「大樽の滝」といった観光スポットがあり、アクティビティとしてはトレッキングやラフティングが楽しめます。
聖神社には、美しい自然と独特の歴史を感じることができる秘境スポットです。
訪れる際には、体力に合わせて適切なルートを選び、周辺の観光も合わせて楽しんでくださいね。
越知神社というところもある?
高知県越知町には、越知神社という神社はありませんが、豆知識として、まったく別の県、福井県には「越知神社」があります。
福井県の越知神社は、越知山の山頂付近に位置する歴史ある神社です。
奈良時代に泰澄大師によって開かれ、山岳信仰の中心地として栄えました。
境内には本殿や大師堂、日吉神社などがあり、神仏混合の文化が色濃く残っています。
越前五山の一つとしても知られ、白山信仰と深い関係があります。
境内には珍しい中国狛犬も見られ、文化的・歴史的に重要な神社です。
四国の有名な秘境神社4選
四国にはいくつかの秘境神社があり、自然と歴史に彩られた独特の魅力を持っています。
聖神社(高知県越知町) 聖神社は「土佐の投入堂」とも呼ばれ、断崖絶壁に建つ神社です。洞窟を抜けた先に位置し、急な斜面を登ると美しい眺望が広がります。歴史的な背景や自然の美しさから、秘境感が漂うスポットです 。
龍宮神社(高知県足摺岬) 四国最南端の足摺岬に位置するこの神社は、太平洋を一望できる絶景が広がるパワースポットです。険しい断崖に立つ龍宮神社は、航海の安全と豊漁を祈る場所としても知られています。
賢見神社(徳島県三好市) 日本三大秘境の一つ、祖谷の山中に位置する賢見神社は、幽玄な雰囲気が漂う神秘的な神社です。深い森に囲まれたこの場所は、現世と幽世の境界に立つような感覚を味わえます。
野根山街道(高知県東部) 高知県東部を走るこの街道は、奈良時代から使われていた古道で、歴史的な背景を持つ秘境の一つです。沿道には関所や宿場跡が点在し、歴史愛好家にとって魅力的なスポットとなっています。
これらの神社は、四国の豊かな自然と深い歴史を感じさせる場所です。
それぞれが独自の伝説や物語を持っており、訪れる人々に神秘的な体験を提供しています。
高知(同県)の横倉神社
横倉神社は、高知県越知町にある歴史ある神社です。
神社は横倉山の中腹に位置し、標高約600メートルに位置しています。
横倉山はその自然の美しさと豊かな植物相で知られており、神社周辺には四季折々の花々が咲き誇ります。
横倉神社は、古くから地域の信仰の中心であり、山岳信仰の対象でもあります。
特に横倉山自体が神聖な場所とされ、神社の参道を歩くときには、その神秘的な雰囲気を感じることができます。
また、山頂には「横倉山神社奥の院」があり、そこからの眺望は素晴らしいものです。
アクセスは、車での利用が便利ですが、神社までの道のりは山道であり、運転には注意が必要です。
また、横倉山周辺にはハイキングコースも整備されており、自然散策も楽しめます。
この神社は、自然の美しさと古の信仰が融合した神聖な場所として、多くの参拝者や観光客に愛されています。
断崖の聖神社:まとめ
聖神社(高知県越知町)は、その神秘的な雰囲気と厳しい立地で特に印象的な場所です。
断崖絶壁に建てられたこの神社は、古くから山岳信仰の中心地として知られており、訪れるだけで神聖な気分に浸ることができます。
険しい道を通らなければならないため、訪れること自体が一種の修行とも言えるでしょう。
特に神社までのルートは、右側の比較的楽な道と、眺望を楽しめるものの上りがきつい左側の道があり、訪れる際には自身の体力に合った道を選ぶことが重要です。
また、周辺には自然の美しい景観が広がり、「聖滝」や「アケボノツツジの群生地」なども訪れる価値があります。
歴史的背景や地域の伝説が息づくこの場所は、探訪者にとって特別な体験を提供してくれるでしょう。
四国の他の秘境神社も同様に自然と歴史が融合した神聖なスポットです。
例えば、足摺岬の龍宮神社や徳島県の賢見神社なども、訪れる人々に独自の魅力を伝えています。
いずれの神社も、日常から離れた特別な場所であり、心の安らぎを求める旅には最適ですね。