2024年8月9日に放送された所さんのそこんトコロで、開かずの金庫を開けるエピソードが紹介されました。
開かずの金庫と聞くと、思わず興味をそそられる方も多いのではないでしょうか。
2024年8月9日に放送された『所さんのそこんトコロ』では、そんな金庫の謎に挑むエピソードが放送されました。
今回の舞台は、茨城県かすみがうら市にある、30万坪もの広大な土地を誇る豪農の屋敷。
そこには、長い間開けられることのなかった金庫が眠っていました。果たして、その中に隠された秘密とは何だったのでしょうか?
「開かずの金庫を開けろ」鍵師は、玉置恭一さん
30万坪の土地を所有した豪農の屋敷に眠る「開かずの金庫」の中身は一体何なのか、気になります。
【今週のそこんトコロは?】
今夜21時から❗️⚫︎ 30万坪を所有する茨城の豪農に眠る開かずの金庫💰
⚫︎ 「今すぐ帰省しませんか?」小6男子の1人旅に密着🚃
⚫︎凄ワザを持つスーパーキッズ2️⃣連発‼️ゲストは #中島健人 さん✨#所ジョージ#清水ミチコ#東貴博#児嶋一哉#髙木雄也#竹﨑由佳 pic.twitter.com/seLg3txLWO
— 所さんのそこんトコロ! (@tokorosan_tx) August 9, 2024
茨城県かすみがうら市、江戸時代から宿場町として栄えた豪農があるといいます。
田畑を含めた所有地の広さは30万坪ほどで、家主さんの居住の敷地の広さはおよそ900坪ほど。
その中に7つの建物があり、案内されたのは、明治27年築のペンション風の木造住宅でした。
4年前に内外とも全面リノベーションを行い、現在は民泊として活用しているそうです。
開かずの金庫は…納屋先でブルーシートにくるまっていた
明治時代まで一帯を治めた志筑藩 藩主の本堂家にあった屋敷の「門」が、家主の一の澤家に贈られたものだといいます。
その門をくぐって、納屋の軒先にブルーシートが。
タテ112センチ、横76センチの重厚な金庫で、ダイヤルと鍵で開ける仕組みのものです。
元々は、先ほど紹介した民泊住宅にあったものを、リノベーションの邪魔なので納屋に持ってきただけとのことで、
鍵と番号は祖母が管理していたですが、亡くなったときに誰にも引き継がれずに40年間開かずのままになっているということでした。
それにしても、依頼者の家主さん、この金庫について、あんまり大事に扱ってる感がしませんね。
富豪になると、いちいち金庫一つだけに、こだわらないのかも知れません。
ダスキンレスキュー:鍵職人の「玉置恭一さん」
番組が呼び出したのが、鍵職人の玉置恭一さんでした。
この錆びついた金庫を見て、開けること自体は6~7ほどですが、錆の影響で難易度は10段階中のマックス「10」と判定されました。
果たして無事に開けることができるのでしょうか?
開錠作戦スタート
玉置さんが見たのは、まず鍵穴です。錆びついていて、原型がなさそうな感じをチェックしているようです。
次に、ダイヤルを回して確認。ダイヤルは0から99の目盛りがあるため、
3つの全部のダイヤルを試すとなると、合計で100万通りのパターンがあるといいます。
そのため、当てずっぽうではまず揃えることはできなさそうです。
30分経過したが、開錠は超・難関
様々な手応えを試していますが、まったく「あたり」の感触がない様子です。
下の鍵穴にロックが掛かっている可能性があるということで、ご主人が鍵を探しに母屋へ戻っていたところ、突然「開いた!」との報告が。
中から出て来たのは?
金庫の中にすっぽりと収まっていたのは、木製品の戸棚で、3つの引き出しがありました。
ご主人が、一番上の両開きの扉を空けて出てきたのが、十数枚の「紙」で、年代不詳の地図でした。
さらに見てみると、祖父の所有していた山林地の住所などが書いてあり、一の澤家の所有していた土地の詳細地図などが収納されていました。
次に、左上の引き出しには、パンパンに詰まった紙と、懐中時計、そして印鑑が入っていました。
書類は、借用書や土地の権利証、訴訟関係などの重要書類で、
どうやら先代が近隣の住民との金銭関係についてのやり取りの書類を残していた様子が伺えます。
さらに、右側上の引出しには、先代が大正時代に購入した株券の領収書などが入っていました。
他にも、土地の所有に関する書類が大量に収められていました。
そして、一番下の鍵付きの引出しに入っていたのも、またほとんどが大量の土地の権利証でした。
昭和36年から40年代の「通帳」がいくつも
当時の価値になりますが、昭和41年の「40万円」と記載された通帳や、十数万円と記載された通帳など、複数の通帳がいくつか見つかりました。
現在の価値に換算すると、「億」の単位になるのは間違いなさそうです。
祖父3代にわたって受け継がれた資産として、ずっと継承されてきたと思われる通帳の記録です。
そして、忘れがたき友 と題した、当時祖父が若かりし頃のモノクロ写真が厚紙にくるまって出てきたのが最後で、
結局、ほぼ権利に関しての書類がほとんどでしたが、合計450点もの遺産が収まっていたことがわかりました。
すぐに現金や換金できそうなものは見つからなかったのですが、先祖の思い出と確かな記録が判明したため、
ご主人は「スッキリした」と話しておられました。
まとめ
今回紹介された開かずの金庫には、現金や貴金属といった即座に価値がわかるものはありませんでしたが、
代わりに歴史を感じさせる貴重な書類や祖先の思い出が詰まっていました。
金庫を開けたご主人は、「スッキリした」と話しており、単なる財産以上に、家族の歴史と絆を感じた瞬間だったのでしょう。
私たちも、こうした物語を通じて、自分たちのルーツや過去の価値を見つめ直すきっかけにできればと思います。
どんな財宝よりも、こうした記憶や記録こそが、本当の「宝物」なのかもしれませんね。