2024年8月12日放送の、YOUは何しに日本へ!でアメリカから青ヶ島に行き、
夜の景色を眺めながら青酎(青ヶ島特産の焼酎)を飲みたい!と言います。
この青年は地元アメリカで電力会社に勤務し、マイレージを貯めに貯めてからようやく日本に来ることかできた、ということでした。
青ヶ島は、東京の南、八丈島を経由して、さらに南に、船かヘリコプターでしか行く手段がないといいます。
島の人口は日本一少ないといわれており、村の総人口で160人。断崖絶壁で囲まれている絶海の孤島です。
どうしても行って飲みたい「青酎」
ただ、この青年。生まれたころから「ツイてない人生」を送ってきたということで、どうも負のオーラが全身を漂う雰囲気のキャラなのです。
今回の番組サブタイトルにあるとおり「一寸先は天国or地獄SP」の主役級を務める理由がわかりました。
何とかなる、と息巻いてスタートした青ヶ島への旅に、様々な暗雲が立ち込めてきます。
青ヶ島は、日本屈指の星空スポット
その青ヶ島は、日本の中でも特別に珍しい 天の川もくっきりと見渡せる星空スポットで、
海の星で溢れる青ヶ島の別名は「星の方舟」と呼ばれるほどの絶景です。
そこで、地元でしか生産されない幻の焼酎「青酎」を飲みたい。これをどうしても叶えたい!
そんな思いで、まず足がかりとなる八丈島まで移動することになりました。
青ヶ島のマップ
経由地・八丈島から船乗り場へ
ここで早速、彼のツイてないオーラが発動してしまいます。
港で乗船手続きをしようとしたところ、現在天候の問題があり出港を見合わせているとのことで、次の出港予定は2日後の予定といいます。
帰国までのスケジュール都合もあるため、2日も待てない!
そこで、改めて空港まで行き、ヘリコプターへ搭乗できないか交渉したところ、これももう席に空きがないと言われます。
青ヶ島に行くのは断然やむなし。では、せめて…
そこで、彼の取った行動は、経由地の八丈島で1番高い山に登り、せめて頂上から青ヶ島を一目見ようという試みです。
青ヶ島の風景は、彼の幼い頃の故郷の姿ととても似ているということで、どうしても一目見たい。
その一心だけが彼を突き動かしていました。
八丈島でレンタカーを借り、山頂まで7合目まで車で移動し、そこから実に1時間以上かけて急斜面の階段を登っていきます。
ようやく到着した八丈富士の頂上。そこで見たものは…
どこまでもツイてない彼を次に襲ったのは、頂上に着いたタイミングで、まさかの悪天候。
曇りまみれの頂上に、遠くがかすんでほぼ真っ白。ほとんど景色は見えません。
本当にツイてなさすぎます。
そういえば、どことなく第一作目の映画ダイ・ハードで、ツイてないマクレーン警部を演じた
「若き日のブルース・ウィリス」を思い出させるような雰囲気のオーラが湧き出ています。
八丈島にそのままステイするしかなく、宿泊を探す。
なんと、レンタカー屋さんのご主人が、夜になると焼肉屋さんも経営しているといいます。
渡りに船、ということで、この日は焼き肉を召し上がることにし、
仕方ないので青酎のかわりに非売品の梅酒の炭酸ソーダ割りをプレゼントされ、それをいただきます。
そこでも、ソーダの賞味期限が切れていたことに気づき、ちょっと炭酸の抜けた梅酒を飲んで消化不良のままこの日を終えました。
翌日、さらに天気は荒れ模様
もう無理かと諦めかけていたところ、腹ごしらえのために地元料亭で朝食を取ることに。
そこで出された「島寿司」をいただきますが、箸使いがあまり慣れないのか、お寿司がしょうゆに跳ねてビショビショに。
仕方なく八丈島の地場焼酎「八丈焼酎」を嗜むしかないと思っていたところ、
同行していたスタッフさんがお店の人たちに「彼は青酎を飲むために青ヶ島に行きたくて日本に来た」と伝えます。
すると…
最後の最後で超ラッキー!八丈島の料亭に青酎が置いてあった!
もう、ほとんど諦めていた心境の彼に訪れた、ギリギリの幸運!!
青ヶ島に行くという目的は果たせなかったものの、憧れの幻の焼酎「青酎」をギリギリ飲むことが叶います。
あまりに嬉しすぎた彼は、ガブガブおかわりを続け、島寿しまでおかわりします。
(よほど嬉しかったんですね。)
最後の最後で、半分ですが夢が叶った彼は、密着取材で同行したスタッフに
「はじめは不運続きだったけど、青ヶ島に行けなくても幸運な旅になったよ。」
「でも1番の幸運は、君たちに会えたことだね」
と、思い残すことがない笑みと表情を浮かべながら空港に去っていきました。
ちなみに、今回の幻の焼酎「青酎」は、通販で購入することができます。
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まとめ
今回のエピソードでは、青ヶ島への旅を夢見た青年が、不運にも次々と襲いかかる試練に直面しました。
しかし、彼の強い思いが奇跡を引き寄せ、最終的には念願の「青酎」を味わうことができたのです。
人生には思い通りにいかないことが多いものですが、それでも諦めずに前進することで、思いもよらぬ幸運が訪れることもあるのだと感じさせられました。
彼の旅は、私たちに困難に立ち向かう勇気と、どんな状況でも希望を捨てずに進む大切さを教えてくれましたね。
青ヶ島への旅は叶いませんでしたが、彼の笑顔とともに、心に残る素晴らしい旅となったことでしょう。
もし、あなたも青ヶ島や幻の焼酎「青酎」に興味が湧いたなら、自宅でその風味を楽しんでみてはいかがでしょうか。